鉄泉は、含鉄泉とも言います。その名の通り、鉄分を多く含んだ温泉です。
源泉は無色透明なのですが、鉄は空気に触れると酸化しますので、湯船はだいたい黄色く濁っています。また、湯船の底には赤茶色く固まった鉄分が沈殿していると思います。
鉄分には造血作用があり、貧血気味の方に特に効果があります。別名で「造血の湯」とも呼ばれます。その他、腎臓病、胃腸、関節痛、慢性皮膚炎、更年期障害、切り傷、やけどなどにも効果覿面です。子宮発育不全や月経障害にも効果的で、「子宝の湯」と呼ばれることもあります。
鉄泉の飲用は基本的に禁止されていますが、少量ならオーケーの所もあるようです(要は濃度しだい)。ただし、飲み過ぎはよくありませんのでご注意ください。
鉄泉で有名な温泉地といえば、北海道の登別温泉があげられます。宮城県の鳴子温泉や秋田県の玉川温泉、兵庫県の有馬温泉、熊本県の天草温泉なども有名ですね。
鉄泉は単純泉や炭酸泉に比べると非常に泉源が少ないのが難点でしょうか。近場に鉄泉の温泉があるなら試しに入ってみることも出来ますが、なければ旅行で行くしかありません。
鉄泉は、まさに普通のお風呂とはぜんぜん違った入浴が楽しめますので、決して行って損はないと思います。一応、鉄泉を再現できる温泉入浴剤も市販されているようですから、そちらで泉質を試してみるのも良いでしょう。泉質が気に入ったのなら、是非ホンモノの鉄泉にも行ってみてください。やはりホンモノは違うことを実感できるのではないでしょうか。