硫黄泉

硫黄泉は、とにかくにおいがキツイ温泉です。硫黄のにおい、と言いますとそのまま過ぎますが、オナラといいますか、何かが腐ったようなにおいといいますか、あまり気分の良い香りではありません。

硫黄泉の源泉は無色透明なのですが、空気に触れると酸化するので湯船は黄色に染まっているのが普通です。また、強い腐食効果があり、金属を身につけて硫黄泉に入ると黒く腐食されます。当然といえば当然ですが、指輪やネックレスなどのアクセサリーは、かならず外してから入浴するようにしましょう。

硫黄のガスは、有害とまでは言いませんが無害とも言い切れず、長湯をしたり、換気の悪い浴場だったりすると中毒になる怖れがあります。入浴は10分以内にとどめておいた方が無難です。ただし、このガスは全身の毛細血管や細動脈を拡張し循環を良くする、たんをでやすくするなどの効能もあります。
硫黄泉には解毒作用もあり、金属中毒や薬物中毒の治療にも利用されています。皮膚病や感染症、リュウマチ、湿瘡、皮癬などにも効果があります。ただし、刺激が非常に強い温泉なので、お年寄りや子供、身体が弱い方には向かない温泉でもあります。皮膚や粘膜が敏感な人、乾燥肌な人も避けた方がいいでしょう。

また、リラックスや癒しを求めて入る温泉でもありません(逆にコレがイイという方もいますが)。基本的には薬湯として、健康増進目的で入浴する人が多いようです。飲用すれば、糖尿病や便秘に効果的です。しかし、下痢の時に飲むと下痢が悪化するのでご注意ください。


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